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閑話休題^^
東寺の七不思議の一つについて
七不思議は 不開門 天降石 穴門 宝蔵 蓮華門 瓢箪池 猫の曲がりを言うんどす この中で 今宵は 猫の曲がりについてのお話を
「猫の曲がり」は 東寺の境内を囲う築地塀の東南角に位置しているんどすけど 江戸時代より以前 猫は貴人や僧侶などしか飼えない高価な動物だったとか しかし 江戸時代には猫の数が増え 見た目のかわいさもあり 庶民の間でも飼う人が急増していったのだとか 特に 養蚕農家では猫は鼠を獲ってくれる神獣として崇められて大切にされてきたそうどす ただ 数が増えすぎて もてあます家も出始め 猫をすてる家が増えたんだとか
猫は捨ててもすぐに家に戻ってくるので 戻って来られないほどできるだけ遠くに捨てるのがよい 都の最南端である東寺の角あたりに捨てれば さすがに家に戻って来られないだろうということで 「猫捨て場」が生まれたんやそうどす その辺りはいつしか 「猫の辻」または「猫の曲がり」と呼ばれるようになっていったんだとか 猫の受難は 身勝手な人間が 拵えたもの 東寺の御仏は どのように思ってはるんどっしゃろ^^ ところで ニャンコたちは 元気どすか^^
.. 2019/ 6/16(日曜日) 22時01分47秒 [11914]
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